高校2年生の夏にもなってろくに青春を謳歌できていない村木瞬です。
今日は「高校生起業はアイディアだけでスタートラインには立てるけど、そこから走れないどころかフライングすらさせてもらえない」という経験談を、特に何かを成し遂げたわけでもない僕がつらつらと語っていこうと思います。
僕は結構形から入るで昔から有名で、それこそ参考書は一番分厚いものを選ぶし、パソコンも別に何がいいか知らないけどMacBook一択だと本気で思ってます。
そんな僕は、起業という選択肢を知ってからというもの、「ビジネス書」にどハマりしたんです。
もう面白くてしょうがなくって。
それで堅苦しいものから有名企業の設立ストーリーだったり起業家の自叙伝から、いろんな本に目を通してきて「起業はアイディアだけでうまくいくものなのか」みたいな議論が結構ホットだなと思ったんです。
僕は「SOSO(https://soso.gift)」という「Webスキルのアウトプットの場を提供すると同時に、Webサイトを無料で提供するサービス」をあるとき思いついて、それをありとあらゆるビジネスコンテストに応募をしまくったことがあって。
その結果いろんな同世代の人から歳の離れた人まで繋がって、イベントだったりFacebookだったりたくさん巻き込んでもらえる機会が増えて、自分の中で「うわ、めっちゃ世界広がってる」みたいな感覚がありました。
そして、僕にはアイディアをアウトプットするようになる前に1つ仮説があったんです。
「起業界隈の人たちと関わるようになったら、それはエレベーターに乗ったも同然、あとは身を任せて続ければ上の方に上がっていくんだろう」
という。笑
まぁ楽観的で無知な高校生の象徴ですよね。
実際のところ、もうびっくりするくらい進まなかったんです。
一番わかりやすいのは「集客」でした。でしたっていうか今もまさに苦しんでいるところですが。
「アプリを作ればなんかよく分からないけどきっと面白がられてユーザーが増える」
「いいものを作れば、必ず使う人が増えていく」
僕はそればっかり思ってたのですが、もう現実は全然違った!
考えてみれば当たり前なんです。
僕となんの関わりもない人が、よく分かりもしない高校生のサービスなんて知ることもなければ使うことなんてあり得ないんです。
めっちゃメンタルやられましたね。
もう何にもうまくいかない。
すごく長い時間をかけて作ったものが、誰の役にも立たずにボツになっちゃうあの感じはもうたまらなく辛い。
そして、僕は学びました。
高校生なりに考えて「スタートラインに立ってから一番大事なこと」を2つ覚えたのでシェアハピしようと思います。
1つ目は「すでに繋がっている人を大切にすること」。
これが一番大切だと思います。
自分のことをよく知ってくれていたり、お互いに信頼しあっていたり、面倒を見てくれる歳の離れた人との関係を深めること。
広告とは対極なアクションだけど、でもお互いに刺激し合えるような人と高め合っていくのが実は一番大事だったりすると思う。
学生なんて特に、同い年の「友達」っていう存在の価値はもう計り知れないじゃないですか。
お金とか損得関係なしに時間だったり労力を割き合える、そういう関係に一番時間をかけるべきだったりするんじゃないかと最近思ってます。
そして2つ目は「実力をつけること」です。
僕はこのブログのタイトルにもあるように、一人前のWebデザイナーになるために日々インプットとアウトプットを繰り返している真っ最中なのですが、その理由は「ただでさえ信用のない高校生なのに、実力とか実績すらなかったら、いよいよ俺が何かを頼まれる理由が見つからないぞ」と気付いたからです。
マーケティングだったりプレゼンのテクニックだったりビジネスモデルだったり、この起業っていう道はいろんな工夫できる点で溢れていて、それらを改善していくことももちろん大切なことなんだと思います。
ただ一回冷静になってみると、ろくに結果が出せるWebサイトだったりデザイン性に優れたページも作れない高校生が、いくらマーケティングとかプレゼンの声の強弱に気を配って話したところで何にもならないんですよね。
なので最近は、そういう表面的な部分を捏ねくり回してあーだこーだ言ってないで、いいから結果出せよってことを日々自分に言い聞かせるようにしています。
話をまとめると、アイディアだけでもいろんな人と繋がれるけど進む方向を誤ってはいけなくって、僕の場合は「今繋がっている仲間との関係を深めながら、その人たちのWebサイトをつくって役に立つこと」が一番の最善手だということです。
これからも考え方が変わっていくと思いますが、ひとまず自分の中で整理がついた気がしたのでログを残すという意味で書きました。
何もやり遂げてないけど、経験談として価値があったら嬉しいです。
最後まで読んでくださってありがとうございますっ!
Written by Shun Muraki. Thank you.